2月16日(日)、大宮ソニックシティ大ホールで行われた『みぬま福祉会支援コンサート』に行ってきました
このコンサートを知るきっかけとなったのは、昨年春に完成した埼玉県川口市『障害者支援施設 はれ』の工事でした
毎年コンサートを開催しているとのお話を聞いて、どんなコンサートなのか興味を持ったのがきっかけです
このコンサートの目的は障害者福祉についての理解を深めていただくことだそうです
そして障害の有無に関わらず、誰でも一緒に楽しむことのできるコンサートを目指していらっしゃいます
その為か、楽曲は一度は耳にした曲が多く、初心者でも気軽に楽しめる内容でした
当日は新型コロナウィルス騒動のさなかではありましたが、2500席の大ホールがほぼ満席に近い状態に驚きました
コンサートはソチオリンピックのテーマ曲から始まり、事務局長のお話へと続きました
事務局長のお話では、挨拶後に新しい入居施設の紹介として『障害者支援施設 はれ』が定員40名のところ200名の応募があったとの嬉しいお話を頂戴しました
その後、司会進行のあらい太朗氏が、軽妙なアドリブと共に楽曲の説明を入れながらコンサートは進められていきました
クラシックなのにアロハシャツで出演されたあらい太朗氏のアドリブは、楽しいだけでなく障害者への気遣いも感じられ、FM NACK5のMCとは違った一面も見ることが出来て、とても新鮮でした
スペシャルゲストの溝口肇氏や藤澤ノリマサ氏を迎えての演奏も感動的で素晴らしい内容でした
チェリストの溝口肇氏は『世界の車窓から』でお馴染みの、物腰柔らかなチェリストです
ご自身が作曲した『世界の車窓から』を含めた心に深く沁み込む3曲を披露してくださいました
藤澤ノリマサ氏はクラシック専門と思いきや、クラシックの楽曲をポップスとオペラの歌唱法を使う“ポップオペラ”という独自のジャンルを確立させた30代のボーカリストです
第九などの有名な楽曲を歌い上げる様は、マダム層の方々が心奪われるような雰囲気を醸し出していらっしゃいました
演奏後には、みぬま福祉会からアーティストの方々へ花束贈呈が行われたり、来場者も一緒に演奏に参加するコーナーがあったりと盛りだくさんでした
会場全体が一体となって盛り上がるだけでなく、心あたたかな余韻が残るとても素敵なコンサートでした